モデルルーム写真
綿密な地盤調査により検出した、地下約5〜6m、N値60以上の堅い支持層に直接コンクリート基礎を打設することで強固な建物構造を実現しています。
標準貫入試験によって求められた、地盤の強度を表す単位のことです。標準貫入試験とは、63.5kgの重りを76cmの高さから自由落下させて鋼製棒を打ち込むという試験で、その鋼製棒を土中に30cm打ち込む(貫入させる)のに要する打撃回数を測定します。落下打撃回数の値がN値で、その数が多いほど地盤が硬いということになります。
建築地の地盤に適した構造設計を行うため、事前に地盤調査を実施しました。地盤の固さや締まり具合、土層の構成を判別するための数値(N値)を得るための標準貫入試験やボーリング(試掘)調査といった入念な調査を行い、これらを通じて得たデータをもとにマンションの基礎設計を行いました。
※イラストはCGによるイメージであり建物の規模、基礎形状等は異なる場合があります。
平面形状はスクエアが基本。万一の大地震発生時、局所的に負荷がかかりにくい明快で均整の取れた形状です。
建物を支える柱の主筋を水平方向に束ね、主筋とコンクリートを拘束する役割を果たす外周部の帯筋には、溶接閉鎖型帯筋を採用。通常の帯筋に比べ、せん断力に対する拘束力が高く、建物に粘り強さを持たせます。
耐震性を保ち、プライバシーを守る住戸と住戸の間の戸境壁は、快適な住空間を実現する220mm厚を確保。耐力壁として、しっかりとした構造と厚みを持たせています。
また、床の厚さを意味するスラブ厚は250〜275mmとしています※1。
長く建物の性能を保つために重要なポイントとなる、鉄筋を覆うコンクリートのかぶり厚は、建築基準法で定められたかぶり厚よりもプラス10mmの厚さとしています。また、打放し仕上げ部分はさらにプラス10mm以上、合計20mmのかぶり厚として鉄筋の劣化を抑制しています。
鉄筋コンクリート造で鉄筋を覆うコンクリートの厚みを指します。かぶり厚が大きいほど鉄筋は錆びにくく耐久性が高くなります。
主要構造部のコンクリートに設計基準強度が1㎡あたり最大3,300トン(最小2,700トン)の圧縮に耐える最大33N/m㎡(最小27N/m㎡)の高い強度を持つコンクリートを採用しています。
※外構・付属棟は除きます。
外壁タイルには、弾性接着剤貼り工法を採用。セメント系貼り付けモルタルに比べ、接着剤層の弾性でコンクリートの乾燥収縮率等による変形に追従し、タイルの浮きやはく離・はく落の危険性を軽減します。
隣戸への音漏れに関係する戸境壁のコンクリート厚は、220mm厚として、日常生活に不便のない遮音性を実現しています。
※壁厚に関しては、一部異なる場合があります。
生活音の中で低音域の重い音(重量衝撃音)に対しては、250〜275mmの中空スラブ構造を、高音域の軽い音(軽量衝撃音)に対しては軽量床衝撃音低減性能がΔLL(Ⅰ)-4等級のフローリング材を採用し階下への音の伝わりを抑えています。
※防音フローリングの遮音等級は、JISが定めた実験方法によるデータに基付いてメーカーが表示したものであり、竣工後の実際の住戸内における遮音性能を示すものではありません。
※一部スラブ厚が異なります。
幹線道路側の窓には遮音性能の高いT-2等級、その他の窓にはT-1等級の防音サッシを採用。窓外の騒音と住戸内からの音漏れを低減します。
T-4〜T-1で表わされ、等級値(T-値)が大きいほど、遮音性に優れています。
排水縦管からの流水音を軽減するため管を遮音材で巻き、二重貼りせっこうボード壁で包みました。