Structure / Security構造・セキュリティ
入居者をしっかりと守る耐震性を実現するため、ファーストリンクレジデンスは建物の形状自体にも明快な強さを求めています。
その上で、入念な地盤調査を実施し、基礎設計へ。耐震性へのこだわりはマリモの信念です。
綿密な地盤調査により確認した、地下約28m以深の支持層に46本の場所打ち鋼管コンクリート杭を造成。現場の地盤に適した深さに多数の杭を造成することで強固な建物構造を実現しています。
◎場所打ち鋼管コンクリート杭とは
建築物を支えるための、地中に構築するコンクリート製の杭のことです。機械で地面を掘削し、鉄筋を挿入してコンクリートを打設し構築します。また、杭頭部にはコンクリートの外周に鋼管を巻き強度を高めています。
建築予定地の地盤に適した構造設計を行うため、事前に地盤調査を実施します。地盤の固さや締まり具合を判別するための数値(N値)を得たり土層の構成を判別するために、標準貫入試験や室内土質試験といった入念な調査を行い、これらを通じて得たデータをもとにマンションの基礎設計を実施します。
◎N値とは
標準貫入試験によって求められた、地盤の強度を表す単位のことです。標準貫入試験とは、63.5kgの重りを76cmの高さから自由落下させて鋼製棒を打ち込むという試験で、その鋼製棒を土中に30cm打ち込む(貫入させる)のに要する打撃回数を測定します。落下打撃回数の値がN値で、その数が多いほど地盤が硬いということになります。
※イラストはCGによるイメージであり、建物の規模、杭の本数・長さ等は異なります。
平面形状はスクエアが基本。万一の大地震発生時、局所的に負荷がかかりにくい明快で均整の取れた形状です。
建物を支える柱の主筋とコンクリートを拘束する役割を果たす外周部の帯筋には、溶接閉鎖型帯筋を採用。通常の帯筋に比べ、せん断力に対する拘束力が高く、建物に粘り強さを持たせます。
建築物が本当の強さを発揮するには、「目に見えない部分」の構造がポイントとなります。
ファーストリンクレジデンスは、さまざまな部位で耐震・耐久性の高い仕様を採用しています。
耐震性を保ち、プライバシーを守る住戸と住戸の間の戸境壁は、快適な住空間を実現する200mm厚以上を確保。
耐力壁として、しっかりとした構造と厚みを持たせています。また、床の厚さを意味するスラブ厚は200〜220mmとしています※1。
※1:ユニットバス部分、1階住戸など、一部スラブ厚が異なります。
※壁厚及び鉄筋の本数等の表現に関しては、一部異なる場合があります。
※詳しくは設計図書をご確認ください。
長く建物の性能を保つために重要なポイントとなる、鉄筋を覆うコンクリートのかぶり厚は、建築基準法で定められている必要かぶり厚よりもプラス10mmの厚さを設計かぶり厚としています。また、屋外で耐久性上有効な仕上げの無い場合はさらにプラス10mmとして鉄筋の劣化を抑制しています。
◎かぶり厚とは
鉄筋コンクリート造で鉄筋を覆うコンクリートの厚みを指します。かぶり厚が大きいほど鉄筋は錆びにくく耐久性が高くなります。
主要構造部のコンクリートに設計基準強度が1m2あたり最大3,600トン(最小3,000トン)の圧縮に耐える最大36N/mm2(最小30N/mm2)の高い強度を持つコンクリートを採用しています。
※掲載の仕様は、諸事情により変わることがありますので、あらかじめご了承ください。
※設計図書に記載されている設備・仕様はメーカー、行政指導、施工上の都合、その他の諸事情により変更(形状・位置変更等も含む)となる場合がございます。
※広さ(高さ、幅、面積等)、音、温度、耐久性に対する感じ方には個人差がございます。
※掲載の参考CG、概念図等は参考図であり、実際とは異なる場合がございます。
※ファーストリンクレジデンスのモデルルームをご覧いただく場合は、間取り、設備・仕様が本物件とは異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。